暗号通貨「セルフチェーン」とは? 特徴と将来性を徹底解説!!
こんにちは。前回、暗号通貨セルフチェーンの仕組みを解説しました。次世代型「レイヤー1」セルフチェーンについて完全解説 – ansin-kasotsuka100xx.site
今回、セルフチェーンの特徴や将来性と、今買うべきなのか?を調べてみました。
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セルフチェーン(SLF)とは
セルフチェーン(SLF)とは、ブロックチェーンの生成と秘密鍵の管理において、MPC-TSSとAA(アカウント抽象化)という技術を採用する事により、分散化とセキュリティ、スケーラブルな取引処理を実現した暗号通貨プラットフォームです。この技術を実現出来たのはレイヤー1の中でセルフチェーンが初めてです。
引用:Self Chain
どういった技術を使っているのか?
今まで暗号通貨には、ユーザーのみが知っている秘密鍵が不可欠で、これが無くなると暗号通貨ウォレットにアクセス出来なくなったり、正当な取引も出来なくなります。盗まれてしまう事も。
これはユーザーにとって重要な問題で、セルフチェーンの技術はイーサリアム創業者であるヴィタリック・ブテレン氏のイーサリアム改善提案にも組み込まれています。すべて |イーサリアム改善提案
セルフチェーンはMPC-TSSと、AA(アカント抽象化)を実現することで、秘密鍵の概念をブロックチェーン技術へ巧妙に取り入れ、私たちが知っている秘密鍵の概念を崩しました。
セルフチェーンでは秘密鍵は完全な形で存在せず、各バリデータが鍵の「断片」を持っています。各バリデータが”断片を持ち寄り”署名を行い、その署名を集めて最終署名となり、ブロックが生成されます。
鍵の断片が一つでも欠けると”最終署名”には至らないため強固なセキュリティを確保しています。
取引の処理速度
セルフチェーンでは各署名を複数のバリデータが協力して行うため、通常より処理速度が速くなり、また、従来のブロックチェーンで問題であった単一障害も防ぐ事が出来ます。
AA アカウントの抽象化とは
通常ウォレットや取引などのアカウントは具体化されており、これが”当たり前”でした。セルフチェーンではアカントを抽象的にする事で、秘密鍵の概念を崩し、通常とは違う形で管理をする事で、キーレスを実現しました。
これはイーサリアム改善提案の最終章、The splurge(スプラージ)に書かれています。
ERC-4337がセルフチェーンのAA(アカント抽象化)を指します。これはブテレン氏の提案で、公式ブログにもこれは長年の夢であったと本人が語っています。
相互運用性
セルフチェーンは独自の技術により、WEB3概念を巧妙に取り入れ、セルフチェーンが中心となり既存のWEB2サービスやDefi,DAppsへの価値提供、異なるブロックチェーンネットワークにおける異なる暗号通貨の交換を可能にする事で、相互運用性を実現しています。
相互運用性とは
相互運用性とは複数のシステムが重なった場合に正しく動作するというIT用語で、異なるブロックチェーンを繋ぐ役目をします。
従来のブロックチェーンではビットコインからイーサリアムには送金出来ないといった相互運用性に欠ける問題がありました。セルフチェーンでは自身がハブの役割をし、異なるブロックチェーンを繋ぎ合わせ、この問題を解決しました。
相互運用性を取り入れた暗号通貨はポルカドットやコスモスなどがあり、これらは近年注目を集めています。
バリデータの稼働数
2024年12月現在、セルフチェーンのバリデータ稼働数は75。
ソラナで1900程、イーサリアムで80万以上。セルフチェーンのバリデータの稼働数はかなり低く分散性はまだまだ。
但し、SUIでもそうですが、上場したばかりのバリデータ稼働数はそもそも少ないです。期待される通貨であれば、これまでの通貨のように数は上昇していくと思います。
セルフチェーンを買うメリットはあるのか?
セルフチェーンは2024年8月に上場し、バイナンスでも扱われていますが、他にこれといった提携企業はまだなく、皆の注目は浅め。
しかし、先程説明したMPC-TSSと、イーサリアム改善提案,最終章のAA(アカント抽象化)をレイヤー1で初めて取り入れた画期的な通貨でもあります。相互運用性も取り入れ技術面では文句なし。
この通貨が少しづつ注目されて来たら、絶好の買いチャンスではあります。
まとめ
セルフチェーンはMPC-TSSと、AA(アカントの抽象化)を取り入れたレイヤー1初めての暗号通貨。
この技術により、セキュリティの強化、スケーラブルな取引処理、またウォレットのキーレス化と取引処理における秘密鍵の概念を崩した。
相互運用性も取り入れ中身は充実。
しかし、まだ注目度が浅く将来性が不透明である事から、これからも注意深く観察していくと良いかもしれません。