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金利上昇が仮想通貨に火をつける?Crypto vs Gold 2025年の攻防

ゴールドVSクリプトをイメージしたアイキャッチ画像
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2025年、世界の投資家たちはかつてない選択を迫られています。

「金(ゴールド)か? 仮想通貨か?」

これまでインフレに強い“安全資産”として君臨してきた金に対して、仮想通貨は新世代の“デジタル資産”として着実に地位を築いてきました。

そして今、アメリカを中心とした金利上昇がそのバランスを大きく揺るがせようとしています。

本記事では、金利と資金流入の関係性を軸に、仮想通貨と金の攻防を掘り下げ、2025年の資産選択の行方を読み解いていきます。


第1章:2025年、金利上昇が再び市場を動かす

2024年末からアメリカの長期金利がじわじわと上昇を始め、2025年に入っても高止まりが続いています。

  • 10年債利回りは一時4.8%を突破
  • インフレ指標は落ち着いたが、FRBは「慎重な利下げ姿勢」を継続
  • 名目金利の高さが、あらゆる資産価格に影響を与える状況へ

この「高金利×長期化」の構造は、従来のセオリーを大きく揺さぶるものとなっています。


第2章:「金」が売られ、「仮想通貨」が買われる理由

かつてインフレヘッジとして最も有力とされた金ですが、2025年はやや風向きが変わってきました。

  • 金利上昇 → 金利を生まない金は相対的に不利
  • リスク回避マネー → 米国債やドルに向かう構造

その結果、2025年前半の金価格は1,800〜1,900ドル台で停滞

一方、ビットコインはETF承認の影響もあり、3月には80,000ドル台を突破

つまり、資金の一部が「金→仮想通貨」へとシフトしている現実が浮き彫りになっています。


第3章:「利回り」ではなく「成長性」で評価される資産へ

金は価値の保存に優れていますが、増えもしなければ利子も付きません。

対して、仮想通貨は:

  • ステーキングやレンディングで運用利回りを得られる
  • Web3・AI・ゲームなど成長セクターとの親和性

といった、“攻め”の資産としての魅力が浮上しています。

さらに、金ETFと比べて仮想通貨ETFの拡大ペースが急激に加速しており、 「新世代の投資家たちはすでに仮想通貨を選び始めている」と言えるかもしれません。


第4章:仮想通貨は新たな「準インフラ資産」へ?

2025年のトレンドの中で注目すべきは、国家レベルの採用や大手金融機関の参入です。

  • 一部の中南米諸国が、ビットコイン決済を正式に導入
  • 欧州の一部銀行では、仮想通貨担保型ローンのサービスが始動

つまり、仮想通貨は「投機」から「活用・実需」へと立場を変えつつあるのです。

これは、従来の金には無かった、**価値の“動的流通”**の側面を持つという点で、大きな差別化要素になります。


第5章:2025年注目の仮想通貨銘柄3選

ここでは、金利上昇局面においても注目されている主要アルトコインを3つご紹介します。

🔹 Ethereum(ETH)

PoS移行後も堅調な運用を続け、L2との連携やステーキング運用で人気が高まっています。

🔹 Solana(SOL)

高速処理と低コストを武器に、DeFiやNFTだけでなくAIプロジェクトとも接続。開発活発なエコシステムが支持されています。

🔹 XRP(リップル)

SECとの裁判問題が2023年に決着し、XRPは“証券ではない”と公式に認められました。
2025年にはETF申請も承認され、機関資金の流入が現実に。
もともと国際送金ネットワークとしての実用性が高く、今後の再評価が期待されています

これらの銘柄は「利回り+成長性+実需」のバランスが取れており、金利上昇下でも選好されやすい資産です。

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まとめ:選ばれるのは「変化を取り込める資産」

  • 金利上昇によって、従来の金の優位性が相対的に低下
  • 仮想通貨は利回り・成長・実需の3拍子で台頭
  • 金との役割の違いを明確化する中で、仮想通貨は新たな地位を確立しつつある

2025年の投資家たちは、静かに“金離れ”を始めているのかもしれません。


参考文献

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イチ
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ブロガー/ライター (医療従事者)
初心者でもわかるように、仮想通貨の実践記・気づき・相場解説を発信中。難しいことをシンプルに伝え、誰かのスタートに役立つブログを目指しています。
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