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仮想通貨は「規制」で終わるのか──終わった市場と、生き残った市場の決定的な違い

仮想通貨が規制と生き残る両面をもったイメージアイキャッチ画像
ansin-kasotsuka100xx

こんにちは、イチです。

今回は仮想通貨の、「規制」の話題に触れてみようと思います。
日本、アメリカ、EU。
取引所、ステーブルコイン、DeFi。

ニュースを見るたびに、

「今度こそ仮想通貨は終わるんじゃないか」

そんな空気を感じている人も多いと思います。

結論から言います。

規制=終わり、ではありません。
ただし、“終わる市場”と“生き残る市場”は、ここで完全に分かれます。

この記事では、
感情や希望論ではなく、構造の違いからそれを整理します。


なぜ規制のたびに「終わった」と言われるのか

理由はシンプルです。

仮想通貨はこれまで、

  • 中国の全面禁止
  • 米SECによる訴訟・規制
  • 日本の金融庁の監督強化
  • FTXや無登録取引所問題

👉FTXは、2022年に破綻した海外大手の仮想通貨取引所です。
仮想通貨自体の欠陥ではなく、顧客資産を不透明に流用していた中央集権的な企業運営の失敗が原因でした。

こういった何度も「強い規制」に直面し

そのたびに価格は下がり、
SNSでは「仮想通貨終了」の声が溢れ

ここで多くの人が
“価格”と“市場の存続”を混同 してしまう。

短期の価格下落 = 終わり
ではないのに、そう感じてしまう構造があります。


実際に「終わった市場」には共通点がある

ここが重要です。

本当に終わった市場には、はっきりとした共通点があります。

  • 実需がない
  • 技術がブラックボックス
  • 詐欺・誇大広告が多い
  • 規制を敵とみなし、対話を拒む
  • 開発が止まる

ICOバブル期の多くのプロジェクトが、まさにこれでした。

👉ICOバブルとは、2017〜2018年に実態の乏しいプロジェクトが
「将来性」だけで大量の資金を集め、一気に崩壊した現象のことです。
終わったのは市場ではなく、中身のないプロジェクトでした。

規制が来た瞬間に消えたのは、
規制のせいではなく、もともと耐えられない構造だったからです。


では、なぜBTCやETHは生き残ってきたのか

一方で、ビットコインやイーサリアムはどうだったか。

  • オープンソース
  • 中央管理者がいない
  • 実際に使われている
  • 開発が止まらない
  • 規制を前提に設計が進化してきた

重要なのはここです。

BTCやETHは「規制と戦ってきた」のではなく、
「規制を想定して強くなってきた」。

だから残りました。


規制は「敵」なのか?

多くの人がここを誤解します。

短期的には、規制は確かにマイナスです。含み損で苦しんでいる方も多いと思います。

  • 価格は下がる
  • 取引所が制限される
  • 利便性が落ちる

でも中期〜長期では話が変わります。

  • 詐欺が減る
  • 不透明なプロジェクトが消える
  • 機関投資家が入りやすくなる
  • 資金の行き先がはっきりする

規制とは「市場の整理」。

無差別に殺すものではありません。


BybitやBinanceの話題から見える“本質”

最近話題の取引所規制も、
「危険だから排除されている」
という単純な話ではありません。

多くは、

  • 国ごとのルールの違い
  • 登録・税制・KYCの問題
  • 管轄の問題

👉KYC(Know Your Customer)とは、本人確認を行う仕組みのことです。
マネロン防止や不正対策が目的で、仮想通貨を潰すためではなく、社会インフラとして使うための前提条件です。

つまり “制度とのすり合わせ”なんです。

ここで生き残るのは、

  • グローバルで調整できる
  • ルールを無視しない
  • 事業として継続できる

こういう取引所・プロジェクトだと思います。


規制の正体は「終わり」ではなく「選別」

ここまで整理すると、見えてくるものがあります。

規制が来ると、

  • 価格は下がる
  • 不安は増える

でも同時に、

  • 弱いものが消え
  • 強いものに資金が集まる

規制は“終わりの合図”ではなく、“選別のフェーズ”。


これから生き残る仮想通貨の条件「個人的な考え」

今後を考える上で、見るべきポイントはシンプルと思います。

  • 技術が公開されている
  • 規制を想定した設計
  • 実際に使われている
  • 開発が継続している
  • 資金が集まる構造がある

どんな仮想通貨が生き残るのか??
ニュースの見出しより、
この構造を見る方が100倍大事です。


結論:見るべきは「ニュース」ではなく「構造」

仮想通貨は、これまでも
「終わった」と言われ続けてきました。

でも終わったのは、
未成熟なものだけ。

規制は確かに痛みを伴います。
でもそれは、
市場が「次の段階」に進むときに必ず起きるもの。

感情ではなく、構造で見る。
それが、この市場で生き残る一番の方法です。

今回の記事は仮想通貨が今後どのようになっていくのか、自分なりのトーンで開設してみました。ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

📚 参考文献

ABOUT ME
イチ
イチ
兼業トレーダー
初心者でもわかるように、仮想通貨の実践記・気づき・相場解説を発信中。難しいことをシンプルに伝え、誰かのスタートに役立つブログを目指しています。
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