「初級編」ブロックチェーン技術について簡単解説。どうやって通貨の信頼を得ているの?
こんにちは。二つ目の投稿です♪
前回、仮想通貨投資のあれこれについて考えてみましたね。今回はブロックチェーンについて解説していきたいと思います。
ブロックチェーンとは仮想通貨の肝となるもので、これがないと仮想通貨は通貨として成り立たなかったと言えます。通貨として成り立つためには、通貨そのものへの「信頼」が欠かせないからです。
私たちが普段手にしている法定通貨は中央銀行や政府に管理されている為に信頼を得ています。一方で、仮想通貨ではブロックチェーン技術を用いる事により中央管理者なしで確かな通貨として成り立っています。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは仮想通貨の仕組みの事で、取引データをブロックという形式にまとめ、チェーンで繋げるようにしている為こう呼ばれています。
ブロックチェーン(取引データ)は幾重にも繋がりオンチェーンで記録が残ります。この記録は消去が出来ず、改ざんがされません。
また、データを誰でも確認出来るため、透明性にも優れています。
参考:CoinPost|仮想通貨ビットコインニュース・投資情報
こちらはEtherscanから実際に他人の取引履歴をみたものです。一番上のものが気になったので詳細を開いてみると。
11月12日に65.7ETH(2024年11月12日現在で33,675,000円)が送金されています。
このように誰でも他人の取引履歴を追跡できます。
改ざんが出来ない理由
各ブロックにはハッシュ値というプログラムが組み込まれており、各ハッシュ値を計算する事でブロックが正しい事を承認し、次のブロックへと繋ぎます。誤った計算をしたり、故意に不正なブロックを生成しようとしても正しいブロックを作る事はできません。その理由はブロックチェーンの基盤であるハッシュ関数によるハッシュ値と、マイニングの特性が寄与しています。
ハッシュ値とは
各ブロックはハッシュ関数に基づいたハッシュ値により構成されています。
ハッシュ関数はあるkey(キー)を入力をすると適当な値(適当にみえる)としてハッシュ値を出力します。例えば”あるキー”を入力すると適当な値(適当にみえる)”abc”が返ってきます。この”abc”がハッシュ値となります。
キーはハッシュ値生成の鍵になりますが、逆にハッシュ値からキーを特定するのは関数上不可能です。
このハッシュ値を組みわせたものが”配列”で、配列がブロックとして生成されます。
さっき言ったように、各ブロックのハッシュ値からキーを特定するのは不可能で、これがセキュリティに一役買ってます。
ハッシュ値の計算(マイニング)とは
各ブロックのハッシュ値は”誰かが”計算しないと生み出されません。誰がその計算をしハッシュ値を導き出しているのかと言うと、マイナーと呼ばれる大勢の人たちが行っています。
ハッシュ値を導き出す事をマイニングと言い、マイニングに成功した人は報酬として多額の仮想通貨を獲得できます。よってマイニングはチームや企業として行われる程に発展しています。
複数のマイナーによる計算値が異なった場合、計算量の多い方が正しい取引として選ばれ記録されます。もう一方の計算値は不正なハッシュ値(不正なブロックチェーン)として扱われます。
計算量の多いブロックが正しいブロックとして選ばれるため、不正なブロックチェーンを作ろうとしても、永久に膨大な量の計算を強いられしまう事になり、事実上改ざんが出来ないのです。
まとめ
ブロックチェーンは仮想通貨の取引データを時系列的にまとめたもの。オンチェーンで記録が残り、不正や改ざんが出来ない。データを誰でも見れるため透明性にも優れている。
ブロックチェーンはハッシュ値を計算し作られる。ハッシュ値はマイナーが計算。計算量の多いブロックが正しいブロックとして認められるため、不正なブロックを作る事は事実上困難。